八重山諸島漫遊録〜波照間島編〜
8月2日

朝7時に起きて昨日一緒に晩飯食った[ダイジョウ]さんと
離島桟橋へ向かう。
宿から桟橋までは歩いて10分ぐらい。
天気も良すぎて暑い・・でも、とてもいい日になりそうな予感がした。

波照間に行く高速船はお馴染み海人(うみんちゅう)な「安栄観光」と「波照間海運」がある。
料金は片道3050円
往復5800円で
1時間ぐらいで着く。
俺達が行った時は「安栄観光」はいっぱいだったので
「波照間海運」で行くことになった。

この波照間島は八重山諸島の中でも一番南の端にあり
外洋に面しており波が高いという。
行った時も噂には聞いていたがすごく揺れて
波が船にあたる時は「バーン!!」と大きな音がして
沈むんではないかなと思ったぐらいだ。
俺達は少し船酔いになった。

港にはには離島名物のレンタルサイクル屋の勧誘の嵐だった。
初め、俺達はレンタカーで周ろうと思ったが
小さい島にそんなものはなく
自転車で周ろうということになった。
旅で自転車に乗るのは11年ぶりで
北海道を自転車で旅して以来だった。



借りたチャリ




モンパの木




自転車は2時間2000円ぐらいだった。
島は自転車でも1時間あれば
周れるぐらいの小さな島だった。

俺達はペダルを漕ぎ出した。
まずは「モンパの木」というおみやげ屋に行く。
ここは北や南へと行きかう旅人の中では
有名なお土産屋だった。

ここで日本最南端Tシャツをゲットした。

しかし、暑い、
あまりにも暑いので隣の喫茶店で
オリオンビール生をジョッキで頂く。

ダイジョウさんはパインジュースの飲んでいた。

それにしてものんびりしてて
心地いい。


この後はいよいよ
日本最南端の碑がある所へ・・・
この島は日本最南端の島。
旅が好きになり
北海道にはまっていた頃に
日本最北端を制覇してからの
憧れの地。
まさにそこへ向かっていた。
バイクではないけど
憧れの地を自分の足で踏むことが
何よりも嬉しかった。

そして、到着。
感動しまくり俺は
遠く南の海を眺めた。

ちなみに最南端の碑は1975年に
この土地に来た学生が作ったらしい。
その学生に感謝せずにはいられない
俺だった。










一緒に行ったダイジョウさんと
日本最南端の碑の前で



最南端に近い海岸


抜群の透明度と青が広がる
「ニシ浜」
この後はニシ浜に行く。
ここの海は本当にきれいだから・・・と
噂には聞いていたが
本当にきれいだ・・・

今回の沖縄ではたくさんの
きれいな海を見たが
それらが比較にならないぐらい
きれいだった。
シュノケーリングセットを持ってきていた俺は
ダイジョウさんに荷物を見てもらい
1時間ほど泳ぐ。
海は本当に透明で透き通ってる。

ダイジョウさんと荷物の番を交代し
彼女は貝を拾いに浜を歩いていた。

その間俺は周りの観光客と話をする。
話題は近日やってくる台風9号の話だった。
俺は民宿「たましろ」に泊まる予定だった。
ここは晩飯の量が半端ではなく多く
波照間島に幻の泡盛「泡波」も飲み放題
という宿ですごく楽しみにしていたが
台風で波照間から船が出ない可能性がある。
それも台風がくる前後1週間ぐらい
出ない可能性があるという。
さすがにそこまで余裕がない俺は
一泊するのをあきらめて
ダイジョウさんと石垣に戻ることにした。
話してた観光客たちは
俺が泊まる予定にしてた「たましろ」に
泊まる予定の人たちばかりだった。
みんなそれぞれ、石垣に帰るという・・
一泊したかったけど
しゃーないさーね〜



ニシ浜を後にして
俺達は昼飯を食べに行くことにした。

島では食堂が数件ある。
そのうちのひとつ「パナヌファ」に行く。
店もアジアンぽくていい感じだった。

ちなみここで働いている女性は
今までの人生の中では見たこたがないぐらい美人だった。
思わず「波照間島住もうかな・・・」と考えた程だった。
余談だが八重山の女性は
本土とは顔のつくりは明らかに違う。
しかも美人揃いだ・・・
まず、びっくりするのは眉毛がやたら長いこと・・・
俺は初め、つけ眉毛してるかと思ったが違うらしい。
目鼻立ちもくっきりしていて
石垣では本土から来た女性か八重山の女性かが
はっきわかる。
それだけ明らかに違うのだ。
南方系の顔だちは
本土の人間からすると新鮮だった。



「パナヌファ」


そんな美人なウェイトレスに
「スーチカ定食」を頼む。
ちなみにスーチカとは豚の3枚肉の塩漬けで沖縄の伝統な保存食です。



メニュー




頼んだ「スーチカ定食」




古代米のご飯もついて
かなり

めっちゃうまいやんけ〜
めっちゃうまいやんけ〜


でした。

もちろん、オリオン生のジョッキも頂きました。



後、自転車帰すまで時間があたので
波照間の幻の泡盛「泡波」を探す。
が、やはりなかった。
結局、港でコップ1杯300円で頂いたが
うまかった。

そんな感じで町の中を走ってると
「オヤケアカハチ」の生誕の場所があった。

「オヤケアカハチ」とは16世紀
琉球王府に抵抗した
八重山では英雄の人物。

「オヤケアカハチ」は記録によると
生まれた時は髪が赤く
鬼のような様相だったので
断崖のあるところに捨てられたが
島の人に助けらて育てられたという。
それがここらしい。







午後3時ぐらいに船で石垣へ戻る。

台風が近づいてるからか波が高く
船も揺れに揺れた。
やはり2人とも船酔いになった。

泊まってた宿「ヤンブジーナ」に戻り今後の計画を練り直す。
台風が来てはどうしようもない・・・
ということで台風が来るまで「ヤンブジーナ」で連泊することにした。

買出しをして飯をつくり
泊まって人たちと恒例の宴会に突入する。

そんな中、東京からきた[えり]ちゃんが
レンタカーで石垣を周りたいのだがペーパードライバーなので
どうしようかと迷っていた。
宿のオーナー[西やん]はすかさず「あんたが運転したったらええやん」と
俺を指名してきた。
「だったら私も行く」と[イスズ]さんも言出だした。
まぁ、明日はすることないしそれも悪くないなぁと思い
明日のことは明日るさ〜ということで返事したが
心の中では高揚してる自分がそこにいた。


  

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