薩摩旅情〜屋久島編その1〜

8月15日

朝6時半に起床する。
今日は屋久島に向かう。

一緒に泊まっていた[かず]さんと一緒に向かうことになっていたが
[かず]さんは爆睡中だったのでたたき起こす。

パッキングを済ませ楽しかった
「ライダーハウスたるみず」を後にする。

朝早い為に見送りはなかった・・・

屋久島の船は鹿児島港から出る。
一路、桜島を眺めながら桜島フェリーに乗り
鹿児島港に向かう。

出港は9時だったので8時半には着きたかったのだが
なんとか間に合ってホっと肩をなで下ろす。

フェリーは折田汽船の「フェリー屋久島2」だった。
値段は

大人片道5000円
バイク125ccまで1800円だった。

フェリーチケットはローソンで買うと安いということなので
事前に買っていたのだがお盆の時期は割り引きにならないらしく
もう少しで暴れそうになったがかずさんに止められた。
やはりお盆からかやたら人が多かった・・・

フェリーは一般のお客が先に乗り込みバイクは後・・・
当然、いい席は確保できす
なんとか、タバコを吸う席を独壇場のごとく確保することに成功し
とりあえず、ビールを飲んだ・・・

フェリーは約4時間で屋久島宮之浦港につく。

ここで、[かず]さんと別れる。
かずさんは屋久島のライダーハウス「とまり木」に泊まるとのこと・・

俺は今回の旅で初めてユースホステルに泊まることになっていた。
今回泊まるユースは「宮之浦ポートユースホステル」・・

ここで以前に旅した仲間がオーナーとしてやっていたのだった。
港から5分ぐらいでつく・・

玄関を開けると真っ黒い日焼けをし笑顔が似合う
「ミッキー」がテキパキと仕事をしていた。

「よくきたね〜久しぶり〜」・・


彼とは約7年前
俺が日本一周しようと北海道を周り始めた時に

網走で40度の熱をだした・

フラフラになりながらなんとか北海道を渡り
青森県は下北半島にある「薬研キャンプ場」にたどり着いた。

そこで、自転車で日本一周していた「ミッキー」と出会い
世話になったのだった。
結局、俺は肺炎になってしまい
日本一周は断念したが
彼は見事、夢を果たしたのだった。

彼は住処を探して旅をしていて
たどり着いた場所が屋久島だった。

彼は屋久島ユースで働きこの8月に新しくユースを始めるに至って
この宮之浦ポートユースホステルの
オーナーとして働いていたのだった。

しばし、思い出話もまばらにして荷物を置き
俺は彼の勧められた白水雲水峡に向かう・・



白谷の清流








弥生杉
白水雲水峡はヤクスギなどが生い茂る
原始的な森林だ。
ここは宮崎駿監督の
「もののけ姫」の舞台にもなった所である。

ここはハイキングコースになっており
1時間、1時間40分、3時間などの
コースに別れており
ヘタレな俺は1時間コースを歩く・・

しかもサンダルを履いてきてしまったので
かなり辛かった・・・

それでも、ヤクスギなどが見られ
もののけ姫でも見られた
シダ、コケ類が多数見られ
とても幻想的な気持ちが訪れた・・

弥生杉などは樹齢2500年だという・・

太古のロマンを感じられずには
いられなかった・・・

その後、時間が余ったので島を一周する。

一周は約103キロで
以外にでかかった・・・

信号は少なくかなりいい感じで走れた。
屋久島はご存知世界遺産の島・・・

でも世界遺産に登録されてる部分は
ヤクスギや針葉樹がある
原始林の一部だけだが

その地域にわずかばかり走れる道がある・・

それは西部林道だった。
かなり屋久島らしい
原始林に覆われた道だった。

のんびり走っているとシカが 
         
道の真ん中でのさぼていた・・

ヤクシカであった・・・
ヤクシカは
本州や北海道などのシカとは一回り小さい

ほんと、「バンビ」ちゃんだった・・・

初めは珍しいかったが
走ってるとやたらと遭遇した・・・

後、道をのさぼってるの
ヤクサルも多数目撃した。

時折、ヤクサルに追いかけられる
こともあった。
かなり怖かった・・・

シカやサルは車やバイクが来ても
平気で飯を食っていた・・



ヤクシカ

一通り周りユースに戻る・・

するといきない雨になった・・
ものすごい雨音がユースの屋根に矢のごとく突き刺さった。
雨というより
熱帯雨林並のスコールだった・・

「屋久島は366日雨が降る」本当だと感じた・・

夜はユースに泊まった人たちやミッキーを入れて旅の話しに酔いしれた・・

ミッキーは屋久島の焼酎「三岳」を差し入れてくれた・・
この焼酎はかなり「
めっちゃうまいやんけ〜でした。

この「三岳」は一升は地元でも手に入れずらいぐらい珍しく
東京あたりではやっぱり3万はするらしい。

でも、口あたりがよく
まろやかで飲みやすい・・

今回の旅で一番おいしいと感じた酒だった。

そんなおいしい酒とともに
屋久島の神秘に酔いしれた夜は更けていくのだった・・・


      

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