薩摩旅情〜屋久島編その3〜
8月17日

今日は屋久島ユースの
縄文杉ツアーに参加することになっていた。

朝、5時半にユースを出発。
ガイドさんの車に便乗して
途中、朝飯と昼飯の仕出弁当を買い
縄文杉のトレッキングコース入口に向かう。

現地に着くと
朝早いというのに
観光客で一杯だった。

ここにいる人たち老若男女みんな
縄文杉に向かうのだと思うと
すごいと思った・・・

朝飯を食べ
今でも木材伐採用に使われてる
トロッコ電車のレールを歩く。

今日、ガイドしてくれる人は
地元で元町会議員さんだった人。

年齢は53歳になる人だが
見かけは若くて渋い人・・

この人がまたとてつもなく
歩くのが早い・・・
とても、53歳とは思えない体力で
筋肉も53歳とは思えないのを
持っていた・・・
歩いたメンバーよりも
抜群の体力を持った人だった。
しかも孫が3人いるという・・・
なんというじいさんだと思った。

メンバーはユースで泊まった人の
何故か男だけのメンバーになり
年は俺が一番上だったみただった。
みんなの若い力について行けるか不安だった。




縄文杉のトレッキングコースの
出発点



コースは屋久杉がたくさん生えていた




奥に見えるのが
九州最高峰の
宮之浦岳


ひたすらレールの上を歩く・・
みんな歩くので必死なのか
あんまり話はなかった・・

途中、鉱山で栄えた街の後を見学・・
昭和30年までは栄えていたところ・・
交通手段がトロッコ電車のみという
ところだったみたいで
学校までちゃんとあったらしい。
今日ガイドしてくれてる
超人的な53歳のガイドさんの出身地らしい。

1時間半ほど歩いたところで
トイレ休憩をする。

飲み水はそこいらの湧き水が
飲めるのでそれを有難く頂く。
屋久島の水は硬水で
川水も飲めるらしい。

休憩が終わり
今度はひたすら
崖のアップダウンを歩く・・

団体行動なので
若いみんなの足を引っ張らないよう
懸命に歩く・・

こんなに歩いたのは
約10年前に行った
北海道は礼文島の
「愛とロマンの8時間コース」以来だった。

俺は必死だった・・
持病の喘息が出ないか・・・
かなり心配したが
大丈夫だった。












時折、屋久杉を見ながら歩く。
屋久島は屋久杉ばかりではなく
そのほとんどが針葉樹で覆われてる。

「今、俺は世界遺産を歩いてる・・」
そう思いながら
懸命に歩いた。

何時間歩いただろう・・・

ようやく縄文杉に着く。

着くとすごい人で
記念撮影するのに並んでるのには驚いた。

縄文杉には近づくことはできず
物見やぐらみたいな展望台から
眺める・・・

ここまで歩いてきたのに
縄文杉に触れることができないのは
残念だったが
心無い人が傷つけないようにと
朱肉の策だと思うと
しょうがないと思った。

ここで昼飯の弁当を食った







縄文杉の前で



屋久杉が枯れたしまった株の上に
さらに新しく生えた屋久杉




屋久杉の株の中








ウィルソン株の前にて










今度は帰る為に来た道をひたすら歩く。
またまた、アップダウンの道が続く。

帰りはガイドさんの屋久杉の説明を聞きながら
歩く。

道沿いには夫婦杉、大王杉などの
屋久杉の名木が数多くあった。

株だけ残ったウィルソン株なんかも
迫力があってよかった。


やっと、レールがある場所あるとこまで
たどり着く。
そこからは下りになったるので
歩くペースが一段と速くなった・・・

途中、河原に寄り
ガイドさんのお手製のコーヒーを頂く。

ガイドさんの
リュックといいい
コッフェルといい
ガスコンロといい
年輪が刻まれたような
道具に感動しながらコーヒーを頂く。

メンバーの中で突然川に飛び込み
楽しんでいた・・

俺は疲れて昼寝をした・・

歩き出すと途中で
トロッコ電車に出くわす。
人が歩いてので汽笛ならしながら
走ってくる・・・
まるで映画「スタンドバイミー」みたいだった・
数多くの屋久杉を積んでいた。
屋久杉は天然記念物なので
伐採は禁じられてるが
これらの屋久杉は
雷で焼け落ちたものや
枯れてしゅがなしに切れたもので
観光用の彫刻などに使われてるという・・

そして、朝出発したとこまで戻る。

久しぶりの達成感に酔い痴れた。






ユースに戻り
夕飯を食べながら
今日行った縄文杉の話に盛り上がる。

そして、その後
「平内海浜温泉」という
無料の温泉に入りに行く。

ここは海に面した温泉で
干潮でないと入れない。

今日は夜の11時からということで
ユースの人たちと入りに行く。

満月の月の明かりに照らされて
入る温泉に
屋久島の最後の夜に
何か物悲しさを感じたのだった。


平内海浜温泉


      

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送